フレキソ印刷と共に58年 明昌です。

 夏がやってきたー!といった気候になってまいりました。皆様、既に夏バテなんてことになっていませんでしょうか?くれぐれも水分補給をしっかりと!熱風で熱中症になるなんてことが起こっているようですので。
 さて、段ボールセミナーが迫っている今日この頃、発表の準備に勤しんでおります。ただ今も発表準備をしておりました。ちょっと気分転換に、ブログ更新をしております。
 セミナーの話題とは関係のない話ですが…。嬉しいことがあったのでお話します。
 昨日は、私がかつて教師をしておりました時の教え子と再会しておりました。
 彼が中学3年生の時に英語を教えておりました。先月で30歳を迎えたとのこと。私も歳をとるわけですね。
 彼は、(言葉が悪いですが)俗にいう「悪ガキ」でした。私が出会ったときは、金髪、あまり学校にも来ないといった、典型的な悪ガキ。最初は「この子はどう生きていくんだろう。」と思ったほどです。でも、関わっていくうちに、本当は学校が好きで、高校にも行きたくて…。本当は可愛いヤツなんです。
 夏休み頃から補習をすることにしたのですが、補習にも参加するようになって、彼は高校に行くことができました。あの時は、本当に本当に嬉しかった!
 高校2年生の時、彼は母親を亡くしました。「先生と約束したから、高校だけは絶対卒業する。」と決意したそうです。母子家庭だったので、本当に辛かっただろうし、本当に踏ん張ったなと思います。卒業後も、彼ともう一人教え子と3人で、たびたび集合していました。
 そして、二十歳を迎えたとき、3人で心からお祝いをしました。
 ある日、そのもう一人の教え子がトラック事故で亡くなってから、集合することはなくなりました。多分お互いに、思い出話をするには辛すぎたんだと思います。
 それから、6年。突然、「あいつ、どうしてるんやろ。」と思って、電話してみました。
 「ちゃんと生きてますよ。」と。「そうか。良かった。」としか言えなくて、嬉しくて、涙が出ました。
 そして、昨日。6年ぶりの再会。思い出話や今の仕事のこと、彼女とのこと…話は止むことなく。
 昨日あの子に会って、私は大切なことを思い出すことができました。今回は、彼に教えられた気がします。
 今度は奴の彼女も一緒に飲もうと約束しました。とっても楽しみです。